フリーランスWEBデザイナーを志すまで

今回は、私がフリーランスウェブデザイナーになろう!と思ったきっかけや経緯についてお話していきたいと思います。

目次

子供が産まれてから変わった「仕事観」

思った以上に大変だった、仕事と育児の両立

子供が7ヶ月の時に当時努めていた不動産事務職の仕事に復職し、1歳すぎには時短解除してフルタイムで働きながら子育てをしていました。
当時、夫は激務で平日の帰宅はほぼ深夜。完全ワンオペで乗り切っていました。


元々「働くこと」が大好きだった私は、「ほどほど」という言葉も知らず、100%前力投球で仕事をしてから帰宅する日々だったので、娘のお迎えにいく頃にはぐったり。なんとか余力を振り絞って自分と娘の夜ご飯の準備をして、お風呂、寝かしつけ、というルーティーンでやり過ごす日々でした。

幸いにも復職後すぐは、娘は全く風邪をひきませんでした。
保育園からの呼び出しもなく、急な欠勤もすることなく、疲れこそ溜まっていたものの「なんだ、なんとかなるもんだな!」と思うこともありました。

しかし、1歳半を過ぎたころから急に体調を崩す頻度が多くなっていきました。
何度も保育園からの呼び出しでスマホが鳴り、そのたびに廊下に出ては小声で「熱、出ちゃいましたか?」とドキドキしながら確認をしていました。
同僚や上司からは「すぐに帰ってあげて!」と優しい言葉をたくさんかけていただき、職場環境に恵まれていたことは本当に今思うとありがたいことでした。

娘が体調を崩すと、漏れなく私も体調を崩し、インフルエンザで2週間ほど休んだり、年明け早々に胃腸炎で欠席したりすることもありました。

当時の職場は有期雇用だったため、退職1年前くらいからは、「次の仕事、どうしよう」と考えることが多くなりました。
先に退職した同僚たちは、次も同じような事務職の有期雇用の仕事に就く人も多かったです。
私がまず思ったのは、「子供が急に熱を出しても休みを取りやすい仕事がいいな」ということでした。でも、こればっかりは仕事内容よりも職場の「環境」によるものが大きく、入社してみないと分からないよな、と悩みました。

フリーランスWEBデザイナーという仕事を知る。

ある時、スマホを見ていると、「家で子供と一緒にできる、在宅WEBデザイナー」という文字が目に飛び込んできました。
「なるほど、在宅で仕事をするのか」と、一気に興味が湧きました。
そこからは何かに取り憑かれたように「フリーランスWEBデザイナー」について調べまくりました。ご活躍されているフリーの先輩デザイナーさんのnoteやブログ記事を読み漁ったり、某WEBスクールの広告やLPを食い入るように見たり。そして、調べれば調べるほど「自分にはもうこれしかないかもしれない!」という気持ちになっていったのです。

ここで1つ、今でも「このタイミングで知っておいてよかった」と思っていることがあります。
それは、「簡単には稼げない」そして「一人ブラック企業になりやすい」というのが現実、ということでした。良いことしか書いていないWEBスクールの広告だけを鵜呑みにしていたら、「こんなはずじゃなかった!」と挫折していたかもしれないと今でも思っています。先輩デザイナーさんのこういった赤裸々な声を発信していただけていることが本当に有り難かったのです。中には「駆け出しの頃の報酬を換算したら時給10円だった」という衝撃的なエピソードもありましたが…。とにかく、そういったことを踏まえた上で「覚悟」を決めることができたので、迷いは全くありませんでした。

「フリーランスWEBデザイナーになる!」

海賊王を目指す某漫画の主人公並みの決意を固めて、そこからは勉強の日々でした。

WEBデザインの勉強を始める

具体的にどのような勉強をしたかについてはこちらの記事にまとめていますのでよければお読みください。

本業の仕事、家事、育児と並行しての勉強だったため、とにかくマイペースに進めていきました。
この時点で退職までは1年あったので、「まだ余裕があるな」なんて呑気なことを思ったり、途中2ヶ月間くらい全く勉強しない時期もありました。

そして、よく「スクールは行ってないんですか?完全に独学ですか?」と質問いただくことが多いのですが、ほぼ独学で勉強しました。単発でオフラインのphotoshop講座に行ったのですが、緊張し過ぎて内容を良く覚えていません(笑)ずっと「初心者すぎて笑われないかな」「Macの使い方全然なってないな」とか思われないかな、とか謎なことを気にしていました…。

そんな性格もあるのと、元々勉強するのが好きなことと、ガッツリとスクールに行くには費用もそれなりにかかるため、独学での道を選びました。

退職と同時に開業届を出す。

いきなり話が飛躍した感がありますが、でも本当にイメージ的にはこの通りです。保育園継続のためには「きちんと仕事をしていること」が大前提なので、まだまだ勉強中だから、なんて緩いことは言っていられません。
退職日の翌日の日付で開業届を提出しました。

自分を追い込むことで、「やるしかない!」と俄然気合いが入るタイプなので、この時はワクワク100%だったことを覚えています。

この時点で習得したスキルは「photoshopの使い方」「HTML/CSSコーディング」「デザインの基礎(4原則やトンマナ、カラーなどの知識)やバナーの作り方」これくらいです。

最初はクラウドソーシングから始めようと思ったのでクラウドワークスに登録をして、「開店している感」を出しました。バナーは競合が多すぎて全然採択されなかったのですが、コーディング案件を割とすぐに受注することができました。

開業するために準備したこと

少し順番が前後しますが、開業するにあたって準備したことを書きます。

一つ目は、ビジネス用のインスタグラムの開設です。
元々インスタの個人アカウントもただ存在しているだけレベルで全然使いこなせていなかったのですが、「個人で仕事をするならインスタ必須だろう」と、誰に言われたわけでもないけどそう判断し、開設しました。
ここで注意したことは肩書きです。「WEBデザイン勉強中」ではなく最初から「WEBデザイナー」と記載することで、見てくださる方に信頼感を感じていただけるようにしました。

二つ目は、クラウドソーシングの登録です。
先ほどすでに書いてしまいましたが、クラウドワークスに登録をしました。
ここでのポイントは、実績はなくても良いからポートフォリオをきちんと用意することです。
サンプルですときちんと明記した上で、自分のデザインのレベルやテイストなどをきちんと伝えられるようにポートフォリオを用意しました。具体的には、サンプルのバナー数点と、デザイン、コーディング共に対応したサンプルのLPを2点用意しました。

そんなこんなで、無事に(?)WEB デザイナーとしての第一歩を踏み出したのです。

さて、ここからどうなっていったかは、また次のブログに書きたいなと思います。


お読みいただき、ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次